中型車
事故の防止
- 検定中は、事故を起こさないよう十分注意してください。もし運転に自信がない、体調が悪いときは、棄権を申し出てください。
- シートベルトを正しく着用してください(同乗者も同様です)。
受検の留意事項
- 検定中は、原則として走行順路以外のことは質問しないでください。
- 検定結果は組ごとに発表します。検定終了後は外出せず、待合室の中でお待ちください。
検定課題履行条件
検定は、正確な法令履行及び正確な運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるかどうかについて行うほか、道路及び交通の状況に応じて、他の交通に気配りしながら主体的な運転ができるかどうかについて行いますが、検定の履行条件は次のとおりです。
採点の範囲
採点は、乗車するときから、下車するまでの間のすべてについて行います。(ドアの開閉、エンジンの始動・停止も含みます)
安全確認の方法
安全確認は、原則として直接目視及びバックミラー又はバックモニターで行ってください。
場内コースの走行
コースは、全て車道とみなして走行してください。
上り坂の停止及び発進
坂道では、上り坂で停止し、直ちに発進してください。
指示速度による走行
速度指定区間においては、35km/hの指示速度を出してください。
脱輪時の措置
車輪が縁石に乗り上げたときは、直ちに停止して、乗り上げる以前の地点まで戻って走行し直してください。
駐車時の措置
走行を終了したときは、駐車状態にするほか、次のとおりにしてください。
- 車体先端を指示した停止目標(ポール)に一致させる。
- 左側の縁石代用線に接触しない。
安全運転支援装置
安全運転支援装置は、一定以上の速度で走行している場合には適切に作動しない場合があるなどの限界があるので、運転中は絶えず周囲の状況確認しながら必要な運転操作を行ってください。また、技能検定員から指示があつた場合を除き、無効となっている安全運転支援装置の機能を有効としないでください。
走行順路(コース)を間違えた場合の措置
走行順路を間違えた場合は、停止又は迂回もしくは後退の指示を検定員がしますので、その指示に従ってください。なお、走行順路を間違えたことについては減点しませんが、正規の走行順路に戻るまでの間の運転については、採点の対象となります。
路端停止及び発進
道路端に設置してあるポールに接触せず更に停止することなく、進入し左車体部を30㎝以内に寄せて停止位置に車両前部バンパーを一致させると共に車体を平行にさせて停止し、停止完了した後に申告してください。その後は、前方の障害物(ポール)を避けて発進してください。
隘路への進入
右左折する際、黄色の線に沿い90度に方向を変え(接触・脱輪せず)進入し車体全体を隘路内に収め、停止完了した後に「申告」をしてください。隘路内に車体全体が収まらない場合は、左右の範囲を超えることは差し支えないが、前方の限界線を越えることなく又、前後の範囲から逸脱せずに切り返しを完了させてください。
検定の中止
次に揚げる事項に該当したときは、検定を中止することがあります。
危険行為等
- 逆行(大)…停止した地点から進行しようとする反対方向に、おおむね1m以上進行した場合又は逆行がおおむね1m未満でも危険な場合
- 発進不能…おおむね一車長の間でエンストを4回生じた場合、青信号で発進しようとしたが操作不良(エンストを含む)のため、その青信号の間停止し又は停止しているおそれがある場合、明らかな技量未熟のため、おおむね1分を過ぎても発進できない場合など
- 暴走…ブレーキ、ハンドル等のコントロールを失い危険な場合
- ふらつき(大)…ハンドル操作不良のため左右に車幅のおおむね1/2以上の幅でふらついたとき
- 通過不能…狭路コースの入口から出口までの間において又は隘路への進入若しくは路端における停車及び発進の課題において切り返しを4回行った場合
- 脱輪(大)…縁石に車輪を乗り上げた地点からおおむね1.5m以上走行した場合又は隘路への進入において、走行線から車輪の接地面の一部が逸脱した場合又はおおむね90度車体の向きを変えた後に切り返し範囲を逸脱した場合
- 接触(大)…設置した障害物等に車体が強く接触した場合若しくは接触する恐れがある場合又は軽く接触し接触状態のまま走行を継続しようとした場合
- 右側通行…道路の中央から右側部分を通行し又は通行しようとした場合
- 後車妨害…後方から進行してくる車両の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがある場合に、進路を変え又は変えようとしたとき
- 信号無視…赤色の信号が表示された場合に、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき、又は黄色の信号が表示された場合に、安全に停止できるにもかかわらず、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき
- 進行妨害…進行妨害をし又は進行妨害をするおそれがある次の場合
交通整理の行われていない交差点において
○交差道路を左方から通行してくる車両等に対するとき
○優先道路である交差道路を通行する車両等に対するとき
○明らかに幅員の広い道路である交差道路を通行する車両等に対するとき - 指定場所不停止…道路標識等による一時停止の指定場所で、停止線の手前で停止しない場合
- 踏切不停止等…踏切の手前から、おおむね2m未満手前までの範囲で停止せず又は停止しようとしない場合又は前方の車両等の状況により踏切内で停止することとなるおそれがある場合に踏切に入り又は入ろうとしたとき
- 安全運転義務違反…ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び試験車の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しようとしないため、試験官がハンドル、ブレーキその他の操作を補助し又は是正措置を指示した場合
検定員補助
検定中に、危険を回避するため、検定員が補助ブレーキ、補助ハンドル、口頭による指示した場合
※上記中止事項に該当した場合は、指示した場所まで走行し発着所に戻り検定を終了します。
※検定の公平性を期すため、次番者は検定車が発着所に着きましたら、速やかに後部座席左側(助手席後ろ)に乗車し、シートベルトを着用してください。その際、貴重品・検定に関する物(教習原簿・免許証等)のみ携帯してください。
※走行順路は、交差点番号又は進行方向を指し示すなどして教示します。聞き逃したり、次の進路を知りたい場合は、質問してもかまいません。
※ならし走行中(発着場からスタートした後に〈11番〉交差点を右折し〈10番〉交差点を右折しコースを半周)は、採点していません。その後、横断歩道通過後から採点を再開します。