普通車

普通車

事故の防止

  1. 検定中は、事故を起こさないよう十分注意してください。もし運転に自信がない、体調が悪いときは、棄権を申し出てください。
  2. シートベルトを正しく着用してください(同乗者も同様です)。

受検の留意事項

  1. 検定中は、原則として走行順路以外のことは質問しないでください。
  2. 検定結果は組ごとに発表します。検定終了後は外出せず、待合室の中でお待ちください。

検定課題履行条件

検定は、厳正な法令履行及び正確な運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるかどうかについて行うほか、道路及び交通の状況に応じて、他の交通に気配りしながら主体的な運転ができるかどうかについて行いますが、検定の履行条件は次のとおりです。

採点の範囲

採点は、乗車するときから、下車するまでの間のすべてについて行います。
走行中、検定員が直前停止の指示をしますので、安全な場所を速やかに選定し停止してください。停止時のシフトレバーは、MT車はニュートラル、AT車はパーキングとし、パーキング(サイド)ブレーキを効かせてください。
場内コースにおける課題の「方向変換」については、方向変換コースに車体が入り始めてから方向変換を行い、そのコースから車体が全部出るまでの間とし、コースの出入りは右折とします。「縦列駐車」については、縦列駐車コースに平行にして停止した後に、駐車範囲内(前車と後車の右側端を結ぶ線の内側)に車体の全部を入れ、その範囲から車体が全部出るまでの間とします。

安全確認の方法

安全確認は、原則として直接目視及びバックミラー又はバックモニターで行ってください。

安全運転支援装置

安全運転支援装置は、一定以上の速度で走行している場合には適切に作動しない場合があるなどの限界があるので、運転中は絶えず周囲の状況確認しながら必要な運転操作を行ってください。また、技能検定員から指示があつた場合を除き、無効となっている安全運転支援装置の機能を有効としないでください。

実施上の留意事項

採点の範囲の場内における方向変換又は縦列駐車を先に実施し、その後路上検定を実施します。

走行順路(コース)を間違えた場合の措置

走行順路を間違えた場合は、直近の道路を前進迂回して正規の走行順路に復帰するものとします。検定員が指示しますので、その指示に従ってください。なお、走行順路を間違えたことについては減点しませんが、正規の走行順路に戻るまでの間の運転については、採点の対象となります。

検定の中止

次に揚げる事項に該当したときは、検定を中止することがあります。

危険行為等

  • 逆行(大)…停止した地点から進行しようとする反対方向に、おおむね1m以上進行した場合又は逆行がおおむね1m未満でも危険な場合
  • 発進不能…おおむね一車長の間でエンストを4回生じた場合、青信号で発進しようとしたが操作不良(エンストを含む)のため、その青信号の間停止し又は停止しているおそれがある場合、明らかな技量未熟のため、おおむね1分を過ぎても発進できない場合など
  • 暴走…ブレーキ、ハンドル等のコントロールを失い危険な場合
  • ふらつき(大)…ハンドル操作不良のため左右に車幅のおおむね1/2以上の幅でふらついたとき
  • 脱輪(大)…縁石に車輪を乗り上げた地点からおおむね1.5m以上走行した場合
  • 接触(大)…設置した障害物等に車体が強く接触した場合若しくは接触する恐れがある場合又は軽く接触し接触状態のまま走行を継続しようとした場合
  • 右側通行…道路の中央から右側部分を通行し又は通行しようとした場合
  • 後車妨害…後方から進行してくる車両の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがある場合に、進路を変え又は変えようとしたとき
  • 信号無視…赤色の信号が表示された場合に、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき、又は黄色の信号が表示された場合に、安全に停止できるにもかかわらず、停止位置を車体の一部が超え又は超えようとしたとき
  • 進行妨害…進行妨害をし又は進行妨害をするおそれがある次の場合
    交通整理の行われていない交差点において
    ○交差道路を左方から通行してくる車両等に対するとき
    ○優先道路である交差道路を通行する車両等に対するとき
    ○明らかに幅員の広い道路である交差道路を通行する車両等に対するとき
  • 指定場所不停止…道路標識等による一時停止の指定場所で、停止線の手前で停止しない場合
  • 歩行者保護…横断歩道等を通過する際に、横断者がいるにもかかわらず一時停止しない場合又は身体障がい者等の横を通過する際に一時停止又は徐行しない場合
  • 安全間隔不保持…歩行者又は軽車両の側方を通過する場合に、安全な間隔を保たないとき又は保とうとしないとき
  • 追越し違反…追越しを禁止する場所で追越しをした場合
  • 割り込み…徐行や停止している前車の前に割り込んだり横切ったりした場合
  • 安全運転義務違反…ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び試験車の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しようとしないため、試験官がハンドル、ブレーキその他の操作を補助し又は是正措置を指示した場合

検定員補助

検定中に、危険を回避するため、検定員が補助ブレーキ、補助ハンドル、口頭による指示した場合又は危険を回避するために安全運転支援装置が作動してアクセル、ブレーキ若しくはハンドルの操作が行われた場合

※上記中止事項に該当した場合は、場内課題においては、指示した場所まで走行し発着所に戻り検定を終了します。路上においては、検定員と乗り換えにより帰校する場合があります。

※検定の公平性を期すため、次番者は検定車が発着所に着きましたら、速やかに後部座席右側(運転席後ろ)に乗車し、シートベルトを着用してください。その際、貴重品・検定に関する物(教習原簿・免許証等)のみ携帯してください。

※走行順路は、交差点や目標物又は進行方向を指し示すなどして教示します。聞き逃したり、次の進路を知りたい場合は、質問してもかまいません。